CDでもなく、ダウンロードや配信でもなく、なぜレコードに惹かれてしまうのか?
全てが便利になったこの時代、タダで音楽が聴けるようになったこの時代。それでもなぜゆえに僕達はレコードを選ぶのか?
理由はたくさんあります。音や中身についての難しい話はまた次回にして、まず最初に惹かれるのはレコード・ジャケット。
とにかくかっこいいのです。特にLPレコード、約30cm×30cmの正方形内に描かれたアート・ワークには素晴らしいものがたくさんあります。この迫力はCDサイズではなかなか伝わりません。当然配信やダウンロードにはジャケットは存在しませんからね。
最近では音楽自体の内容の良し悪しは別にして秀逸なジャケットを集めた作品展なども開かれています。
実際、あっと驚くような世界的なアーティストが手がけたジャケットもたくさんあります。
額に入れて部屋に飾れば手軽にアート作品となっちゃいます。
そう、僕達はまず30cm×30cmの正方形内描かれたアート作品を手に取ることによって満たされる所有感に惹かれるのです。
1. Miles Davis “Bitches Brew” – ドイツ出身の画家Abdul Mati Klarweinの作品
2. David Bowie “Hero’s” – 日本人写真家 鋤田正義の作品
3. U2 “The Joshua Tree” – オランダ出身のロック・フォトグラファー Anton Corbijn の作品