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2018.10.23


映画に見るレコード・ショップの風景 Vol.1

2018.10.23
映画に見るレコード・ショップの風景 Vol.1

私は音楽同様映画も結構好きな方で、暇な時間があれば映画館に足を運んだり、家にはもう5年はテレビがないので、家にいる間はずっとモニターに映画を流しっぱなしという生活を送ってます。

 

そうすると結構あるんですよねぇ。

 

レコード・ショップやレコードが映画に出てくる。

 

今回はいくつか紹介してみます。

 

 

1. まずは名作、1976年公開、マーチン・スコセッシ監督『TAXI DRIVER』。

ロバート・デニーロ扮するトラヴィスは好意を持った女性にレコードをプレゼントするためにレコード・ショップへ。しかし初デートに誘った映画がポルノだったことに彼女は激怒。その後二度と逢ってもらえないという失態を犯す。もちろんプレゼントしたレコードも突き返されてしまします。

 

 

2. ふたつ目は1981年、ジャン・ジャック・ベネックス監督『DIVA』。こちらは当時フランスに実在していたレコード・ショップだと思われます。このシーンの後この女性は Chick Corea & Gary Burton の”Crystal Silence”を万引きします。

 

 

3. 最後は2012年公開、ダニエル・アルグラント監督『グッバイ・アンド・ハロー ~父からの贈りもの~』。

フォーク・ロック・ミュージシャン、ティム・バックリィーの息子であり30歳でこの世を去った天才ミュージシャン、ジェフ・バックリィーの軌跡を描いた映画。

こちらも実在するレコード・ショップのように思われます。

左の女性が手にするLP盤は明らかに Donald Byrdの”Steping Into Tomorrow”。これを見た主人公が『60年代はカスだ!』と言い放ちます……..がこのレコードは70年代。

 

 

今回は3本ご紹介しましたが、まだまだあります。次回またご紹介したいと思います。

 

 

今やダウンロードや配信が主流になった時代、最近の映画ではレコ屋が映画に出てくるシーンは少なくなりました(80年~90年頭くらいまでですかねぇ)。

 

 

本筋にはさほど関係なくても、一瞬であれ映画に出てくるレコ屋のシーンというのは何かしらのキーとなっていて音楽好きには観ていて味わい深いものです。

 

 

皆様もこういう観点から映画を観てみるとさらに楽しくなるかも。

(画像が悪い点はお許しを)

 

 

 

1.『TAXI DRIVER』

 

2.『DIVA』

 

3.『グッバイ・アンド・ハロー ~父からの贈りもの~』