早いもので12月に突入、今年もあと少し。
12月のビッグ・イベントといえばクリスマス。
皆さまはクリスマス・ソングといえばどの曲を思い浮かべるのでしょうか?
マライヤ・キャリー?、山下達郎?、ジョン・レノン?、ワム?、それとも松任谷由美?
ご年配の方ならクリスマス・ソングの王様ビング・クロスビーが歌う”White Christmas” ?
しかしながら聖なる歌であるはずのこの”White Christmas”、ベトナム戦争末期、勝ち目がないと見たアメリカ軍がサイゴンに残るアメリカ人を撤退、避難させるための合図としてラジオから幾度となく放送したという曰くも持ち合わせています。
私が若い頃は洋楽MTV番組がテレビでは人気で、クリスマスの時期になるといつもビング・クロスビーとデヴィッド・ボウイのデュエット”The Little Drummer Boy” のミュージック・ビデオが流れていたのを思い出します。
世の中には数え切れないくらいのクリスマス・ソングが存在しますが、私のお気に入りといえばイギリスのアイルランド系ロックバンド、ザ・ポーグスの “Fairytale of New York”。こちらは本国イギリスで数あるクリスマス・ソングの中で人気NO.1だそうです。
そして、ジョニ・ミッチェルの名盤『Blue』に収録の “River”, ジョニ・ミッチェルが淡々と歌い上げる切ない別れのクリスマスソング。
80年代にはイギリスの豪華スター・ミュージシャン達が集まってエチオピアの飢餓を救うために結成した バンド・エイドによるチャリティー・ソング ”Do They Know It’s Christmas”、こちらも当時は衝撃を受けました。この後アメリカのミュージシャン達に影響を与え、U.S.A. For AFRICAの ”We Are The World” や映画 ”ボヘミアン・ラプソディ” でのラストシーン、クイーンも出演した20世紀最大規模のコンサート、”ライブ・エイド” へと繋がっていくわけですね。
クリスマス・ムードを盛り上げるには欠かすことの出来ないクリスマス・ソング。
皆様も今年はいつもと違うこだわりのクリスマス・ソングをセレクトして聖なる夜をお過ごしください。
1. PHIL SPECTOR の名盤 “A CHRISTMAS GIFT FOR YOU”
2. 坂本龍一、映画『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲にイギリスのバンド JAPANのボーカリストデヴィッド・シルビアンがボーカルをつけた”FORBIDDEN COLOURS” 12”EP(UK盤)