久しぶりのアーティクルの更新です。

 

皆様いかがお過ごしでしたか？

 

新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の発令でHachi実店舗も1ヶ月ほど休業していましたが、現在はとりあえず通常営業を再開しております。

 

まだ終息したわけではないので予断を許さない状況ではありますが、少しずつ街には人が戻って来ているようですね。

 

 

 

しかしこの未曾有のコロナウィルスの世界的蔓延によって多くの人々の命が失われました。

 

 

多くの音楽家達の命も失われました。

 

 

私が敬愛する偉大なジャズ・ミュージシャン、リー・コニッツも4/15新型コロナウィルスによる肺炎でこの世を去ってしまいました。

革新的で実験的、独自の音楽理論を提唱する盲目のピアニスト、レニー・トリスターノを師とし当時主流であったチャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーを頂点としたビバップ・スタイルとは相反するいわゆる”クール・ジャズ”と呼ばれるスタイルの代表的存在となったリー・コニッツ。

 

こういったスタイルは好き嫌いが分かれるところではありますが、彼はマイルス・デイビスに呼び出されることとなりマイルスのノネット、ジャズ史に残る1957年リリースの名盤 ”Birth Of The Cool” 『クールの誕生』にも参加します。

 

今となっては彼は “Birth Of  The Cool” の最後の生き残りでした。

 

しかしながら驚くべきことは彼は享年92歳、コロナに倒れる間際まで現役で勢力的にライブ活動を行い、又膨大な数のレコーディング作品をこの世に残しました。

 

92歳という年齢まで音楽活動を全うできたリー・コニッツはジャズ・ミュージシャンとしては幸せだったのかも知れませんね。

 

 

又ここ数ヶ月、コロナ以外でもたくさんのミュージシャン達が亡くなりました。

 

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

話はそれますが、現在Netflixで配信中のマイルス・デイヴィスのドキュメンタリー映画『Birth Of The Cool』が今年9月頃から全国劇場公開されますね。

 

大画面でジャズの巨匠達を見れるのは楽しみです。

 

 

 

Miles Davis “Birth Of Cool” (Theatrical Trailer)

 

 

 

 

R.I.P.

 

Lee Konitz, Mike Longo, Manu Dibango, Wallace Roney, Ellis Marsalis, Bucky Pizzarelli, Henry Grimes, McCoy Tyner, Bill Withers, Jymie Merritt, Tony Allen, Florian Schneider, Little Richard ……….