１月も半ばとなり遅ればせながらですが、

明けましておめでとうございます。

今年も Hachi Record Shop をご贔屓によろしくお願いいたします。

1月と言えばお正月休みに成人の日を絡めた連休と沢山のお休みをとられた方も多いのではないでしょうか。

皆様いかがお過ごしでしたか。

私はもちろん音楽が好きなのですが、映画も割と見る方でお正月休みは映画館で映画三昧だと決め込んでいたのですが、今年に入り見た映画はまだ2本というありさま。

１本目はお正月に現在順次日本全国公開中の『THE BEATLES  A HARD DAYS NIGHT』デジタルリマスター版を。1964年に公開された映画で日本では当時の邦題は『ビートルズがやってくるヤァ！ヤァ！ヤァ！』ですね。

そして先日見た2本目はこちらも現在順次日本全国公開中『ANNA』デジタルリマスター版。

ジャン=リュック・ゴダールの映画作品にも多く出演、昨年12月癌のため79歳で死去してしまったフランスの女優アンナ・カリーナが主演した1966年フランス国営放送で製作されたミュージカル・テレビ映画です。

監督はピエール・コラルニック、アンナ・カリーナの他セルジュ・ゲンズブール、マリアンヌ・フェイスフル等も出演。ゲンズブールは音楽も担当。

舞台は60年代のパリの広告業界。

アバンギャルドなファッションやポップなアート、ガジェット等が沢山登場しパリの60’Sカルチャーを象徴するような映像とユーモアを交えながら展開していくストーリーは飽きさせません。

ミュージシャンでもありミック・ジャガーの元恋人としても知られているマリアンヌ・フェイスフルはダンス・パーティーの会場で突然現れなんだか場違いなポップスを歌い出す歌手の役で・・・マリアンヌ・フェイスフルの出演はここだけだったような・・・。

主人公ジャン=クロード・ブルアリの友人で同僚？役にはセルジュ・ゲンズブールが。

当時30代後半くらいでしょうか。まだまだ若いゲンズブールがこれまた超カッコいい!!

浮世を流していたのがわかります。

全編に流れるゲンズブールの音楽も超イカしてます。

そしてアンナ・カリーナです。

田舎から出てきてきらびやかな広告業界で働く自由奔放な女性を演じるアンナ。

時に笑い、悲しみ、踊り、歌い、あどけない仕草や笑顔、この映画にはキュートな彼女の魅力がいっぱい詰まっています。

劇中ゲンズブール作の”Sous le soleil exactement”(太陽の真下で)を歌うアンナ。

まるで彼女のためのプロモーション映像のような美しいシーン。

このシーンを見るだけでも価値ありです。

この映画、確か90年代にも１度日本公開していたはずですが、今回は4Kデジタルリマスター処理がされていて50年以上前の作品とは思えない映像となっていました。

皆様この機会にご覧になってはいかがでしょうか。

Belatedly, Happy New Year to everyone! We hope you all had wonderful holidays!

What I did during the holidays was, I am really into movies as well as music, so I decided that I would watch a ton of movies during the holiday… but actually I could watch only two movies.

The first movie was “THE BEATLES A HARD DAYS NIGHT” (digital remastering version) that is currently released in Japan now.

The second one was “ANNA” which was the musical television movie produced by the French National Broadcasting in 1966 that the one of the greatest French actress Anna Karina starred in. She had performed in many of Jean-Luc Godard’s films and she captivated a lot of movie fans for a long time. So that the news of her death made us sad last year…

“ANNA” was directed by Pierre Koralnik. Serge Gainsbourg and Marianne Faithfull were in the movie, Serge was in charge of music as well.

This movie was set advertising industry in 1960s in Paris. The story of humor and imagery that symbolizes Parisian 60’s culture, such as fashion, arts and more, will pull you into the world.

This movie had been released to Japan once in the 1990s, but this time it was 4K digitally remastered so that it could not be said that it was more than 50 years ago. I highly recommend you to watch this if you have a chance.